猫豆知識【14】屋内飼育

猫豆知識【14】屋内飼育

「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」(平成14年環境省告示第37号、最終改正平成25年環境省告示第82号)によれば、猫の飼養及び保管に関する基準の中で、「猫の所有者等は、疾病の感染防止、不慮の事故防止等猫の健康及び安全の保持並びに周辺環境の保全の観点から、当該猫の屋内飼養に努めること。」とされています。

屋外に出せば、喧嘩をして怪我をするかもしれない、ダニやたかられたり感染症にかかるかもしれない、車にはねられるかもしれない・・・外の世界の危険から猫ちゃんを守ろう、という観点だけでなく「並びに周辺環境の保全」も考慮されているというところがポイントです。

猫が好きじゃない人もいる、猫のいたずら、糞尿で心底参っているという人も世の中にはいるということを踏まえなければなりません。

私自身、犬派だった時代は猫が苦手だったので、この気持ちわかります。

1990年代にトキソプラズマ症(猫から感染する病気)のことがやたらに騒がれていたことがあり、それ以来猫と接触することがいやでした。

近所の猫が庭に糞をしにくると、次に見つけたらどう懲らしめようかと思ったものです。笑っちゃうけど、本気でそう思っていましたよ。(今じゃ信じられない…遠い目)

トキソプラズマについては、妊婦、免疫不全の方は感染予防に留意したほうが良いようですが、極度に恐れることは不要だそうです。そもそも最近全く話題にもなりませんね。よくあるマスコミに恐怖を植え込まれただけだった、ということで。