消毒ですっきり。

消毒ですっきり。

雨が続いて、湿度が高く、すっきりしませんね。

天候の不安定な日が続いたことや、先月環境の変化があったことが重なり、我が家の猫はストレスを感じている模様。

安心するため、身体の不調を解消するために頻繁に身体を舐め、それによって抜け毛が胃に溜まり、近頃吐くことが多くなりました。

かといって、現時点では食欲が著しく低下していないこと、吐いたものに血も混じっていないこと、また、心配だった環境の方は元どおりに落ち着いたことから、さほど心配せずに経過を観察しています。

それにしても・・・いくら可愛い猫のしわざとはいえ、起床時に裸足で嘔吐物を踏むのはあまり気分の良いものではありませぬ。

朝一番の掃除では、このような猫の嘔吐物の拭き取りに塩素系の消毒液をスプレーしています。この消毒液は薄っすらとプールのにおいがする程度の塩素(次亜塩素酸ナトリウム水溶液)で、猫のトイレ掃除にも使えて便利です。

今日は、この時期になにかと便利な消毒液と煮沸消毒について記します。

消毒液と煮沸消毒

消毒液

市販の塩素系漂白剤をペットボトルのキャップに2杯、500mlのペットボトルかあるいは同量の霧吹き(100円均一ショップなどで購入)に直接入れ、全量で500mlとなるよう水で満たし、良く振って混ぜます。

こうすることで、約0.1%の濃度の次亜塩素酸ナトリウム水溶液ができます。

猫のトイレ容器を洗った後や食器の漬け置きの消毒にも使えます。

次亜塩素酸ナトリウムは、時間が経つと成分が分解して殺菌効果が減っていくので、作った消毒液は直射日光に当てず早めに使い切りましょう。

掃除の仕上げに、トイレ周りに噴霧して乾燥させるのも有効です。

 

煮沸消毒(煮洗い)

雨の日が続くと、雑巾やタオルなどが生乾きで雑菌が繁殖し、耐え難く臭くなることがあります。洗剤に気を使ってみたり、早く乾燥させるために風を当てたり除湿をしたり努力したのに、結果として臭くなっていると心底がっかり・・・捨てたくなります。

そんなとき、その臭い洗濯物を大きな鍋で煮てください。驚くほどニオイが取れ、捨てようとしてゴメンね、と思います。

昔食品の授業で、低温殺菌が63℃30分、高温殺菌が120℃2秒と教わった記憶がありますが

60℃超で30分維持し続けるのはなかなか難しいと思うので、洗濯物は、まあだいたい沸騰して10分程度煮れば大丈夫。温度が下がったら脱水して干してください。

乾いたあとニオイが取れているのを実感し、とても気分がいいです。

重曹を入れる場合は1Lにつき大匙1を添加、泡立ちますので、吹きこぼれに十分注意して、最後はすすいでください。重曹を入れるとニオイも黄ばみも落ちます。アルカリ性になるので、鍋はホーローかステンレス製のものを推奨しますが、少量短時間ではアルミの雪平鍋でもセーフでした。

化繊混紡や絹製品は縮み・変形、色落ちの可能性がありNGです。素材が綿・麻でも色落ちの可能性があるものはお勧めしません。

攪拌にはトングを使い、やけどには十分注意してください。最近した失敗は、欲張って洗濯物を詰め込み過ぎ、トングでタオルを引き出そうとしたとき、鍋ごと持ちあがってあわや大やけどになるところでした・・。適度な量で、両手で作業しましょう。

ちょっとだけ手間がかかりますが、ニオイが落ちるだけでこんなにすがすがしい気分になれるとは!

実験気分でどうぞお試しください。これまで試した多種多様な洗剤、除菌製品より安価で信頼性が高いと思います。

もっと大物を煮洗いするために、大鍋が欲しくなっている昨今です。