お尻事情(猫の、ですよ)

お尻事情(猫の、ですよ)

お家の猫さんが肛門嚢炎になってしまいました。

肛門腺が詰まって嚢(のう)に分泌物が溜り、細菌感染して炎症を起こしたもの。

原因はお尻の清潔が保てなかったとき、お尻の舐めすぎ、加齢、ストレスによるものだとか。

肛門腺からの分泌物は、通常であれば排便でお尻をキュッとしたときに絞られて外に排出されるようなのですが、年齢が上がるにつれ分泌物の粘度が上がってくる、括約筋の収縮力が弱くなってくるため自力で出すことが難しくなるのだそうです。

このところ、食欲はあるのだけれど、やけにおとなしく、静かに甘えてきていたので、どこか調子が悪いのだろうかと思っていた矢先でした。

はじめてのことだったので、とても心配になりましたが、7日分の抗生物質を処方され、膿が出るようになってからは少し動きが快活になったように感じます。もっと早く気づいてあげたかった。

一度炎症を起こすと、癖になることもあるようです。

月一程度で腺を絞って予防するとよいとの情報もありますが、触られるのが苦手な子を飼う方の自然治癒(体力維持)の体験談も目にしたので、今後は様子を見ていこうと思います。

お尻をしきりに舐める、お尻を床にずりずりする、元気がないなどの症状があるときは、注意してみてください。

病院で処方された粉末の抗生物質は、小さじ1の水で溶かしてからウェットタイプのフードに混ぜ合わせて、朝夕完食させしっかり投薬してています。本来我が家では、ウェットタイプは特別なときしか出てこないご馳走という位置づけです・・・。

このままではお薬が終わるまでに、ぜいたく猫さんが3匹でき上げることでしょう・・・。(ほかの猫たちにも同じように出さないとならないのです!)

溶液のシリンジ投与も検討中です。