最近怖かったこと。

最近怖かったこと。

最近ですね、悲しいことに、胃癌の原因と言われるヘリコバクター・ピロリの除菌が失敗しまして・・・・(;_;)。

20代の頃は、受けたストレスの影響が胃や十二指腸に現れやすく、痛い、気持ち悪い、食べられない、など常々不調でした。おばさんになってからは不調個所が別な部位に引っ越したらしく、胃はすこぶる好調でしたが、専門的な所見で、胃に住んでいるらしいピロリを除菌したほうがいいという話になってしまったわけです。

除菌には抗生物質を大量に飲むっていうじゃないですか。私という身体は、様々な生物の集合体です。皮膚も常在菌がバリアを張ってくれているし、腸内細菌が分解してくれるから栄養が体内に吸収できる。除菌ていうけど、その子たちには影響ないのでしょうか。ほんとに大丈夫なんだろうか。心配ですよね??

しかし除菌先輩にはそんな心配をしていることを笑われるし、主治医は、怖いことないよ心配ないよ、この年になればメリットしかないよ、というもんだから、ようやっと重い腰を上げて除菌治療を開始したのです。

1日目は想定されていたお腹を壊す程度で済みました。ちょっと冷え込んだ時期だから、薬の影響ともいえないでしょう。しかし2日目の夜は・・・。

鼻水が出る、くしゃみがでる、目がかゆい、顔がかゆい、耳がかゆい、頭皮にぼつぼつができてかゆい、そのうち鼻粘膜が充血して閉塞し息ができなくなり、口で呼吸する状況。なんか、もう、コレやばい。あ、これ、咽喉が絞まってきたら気管に穴開けるやつだな、もしそうなったらどのタイミングで救急車呼ぶのかな、と薄っすら思いながら様子を見ていました。口呼吸ですごしだんだんと身体が、鼻には穴が開いていたことを思い出してくれて、とりあえず3時間後には安心して、疲れて、眠りました。

不調の際は薬剤師さんに連絡してと言われていたので、翌朝電話し、即刻投薬中止に。その後、主治医の診察を受け、抗生剤のアレルギー反応で除菌は中止、保険適用でのピロリ除菌は諦めてくださいとのことでした。(なお、保険が適用されない抗生剤を使用して除菌する方法もあるらしいです。・・・って、もういいかな・・・)

というわけで、意外な理由で除菌失敗。今後は、胃癌の予防は、もっぱらカメラによるモニタリングということになりました。

しかしねえ。昔は風邪(ウィルス)の治療に抗生物質(細菌に効果があるのであって、ウィルスには効かない)が処方されていましたね・・・。子供の時分からいったいどれほど無意識に飲んでいたことでしょう。これまでよく無事でしたわ。

薬って、怖いね。英知の結晶なのに、こんなことも起こるんだね。こういう経験が、カルトな民間療法や信仰に走るきっかけになるのかもしれません。でも、昔大病したとき、カルトな民間療法の怖さも体験済みなので、・・・まあどうでしょ、病気になったらなったとき考えりゃいっか~!で、いこうかな。

ちょっと怖かったけど、何かの予行練習だと思って受け止めます!

みなさんも、健康診断はお忘れなく、お元気でお過ごしください。