職務と適齢期

職務と適齢期

日本海軍編制事典をみていたら、連合艦隊の戦隊の主要人事の年齢が、司令官は30代、参謀長は40代、参謀に40~50代、各艦長は50代という構成であることに気づきました。

軍の組織のことは知らないのだけれど、ふっと思う、実践で人と組織を育てていくのには良い年齢構成じゃないかしら?

高度経済成長期から続いている企業で、組織の若返りを期待したい、というところは多いと思うけれど、実際のところ年長者への気遣いや、労基法や一部の声の大きい人たちを過度に意識した歪みで、思ったように若い世代へのバトンタッチが進んでいないというところもまだ世の中にはありそう・・・。

若いころは、経験は少ないけれど、体力と勢いとキレがある。それを各方面のベテランが補佐することができたら理想だな・・・・などと思ったり。

人生50年の時代から比べて、飛躍的に寿命がのびました。それゆえ定年(退職年齢)がどんどん後ろに設定されていっています。でも、組織の上での職務の適齢期って、昔も今も変わるものではないのでは、と思ってしまいます。

気が付くと自分もそういったお年頃になり、いつまでも組織の中で現役のプレイヤーでいたい気持ちもすごくわかるけれど・・・、若輩には任せられん俺らがまだまだ頑張らにゃと思うのは、どうなのかな。若者を子ども扱いしすぎって気がします。

むしろまだあるパワーを次のフェーズに向けて行った方がいいと思う!ホンコレ。