夜空の星座

夜空の星座

空を見上げると、星が美しい時期になりました。でもこどもの頃に比べて夜が明るいので、見える星の数が減ったように思います。裏の見沼田んぼに行っても、直上は暗いですが地平線付近は明るくて、肉眼で天体観測ができるほどの闇がないのです。なので、最近の若い人達に対して「男なんて星の数ほどいるじゃない」は、なんら励ましの言葉にもならないらしいですよ。これは納得です。

東の空にオリオン座の3つのベルトは見つけやすい。ちょっと視線を右に目をずらしてプレアデス星団。ああ冬だなー、と実感します。

思い出を手繰ると、むかし、叔母が見せてくれた映画、サンリオのアニメーション「星のオルフェウス」。以来、星座とギリシャ神話に興味をもち、小学校の図書館で本を探して、神話やそれにまつわる星座について調べました。・・・まあきっかけは冥界で腐る妻を置いて逃げるグロさに強烈に惹きつけられたのだけれども。(このエピソードは古事記にも共通するのはなんででしょうかね)

でも登場人物が多く覚えられない上、生まれた直後権力を奪われないように父が子を飲み込むとか、恋をして略奪して連れ去るとか、白鳥に化けて人の妻を奪うとか、息子が発狂して川に身を投げるとか、世界観がめちゃくちゃで話に気持ちが入らず興味をもち続けられませんでした。チンプンカンプン。

学校でもテストに出るんですよね。冬の大三角形?冬のダイヤモンド?わかりません!(笑)

最近知ったことなのですが、星や星座の名前はアラビア語由来のものが多く、音価がそのまま表記されて名前になっているのだそうですね。誤記もあったり、音が同じ違う意味に解釈されたりしてヘンな名前になっているものもあるんだとか。エジプト、メソポタミアの天文学が素晴らしくて、ギリシャがそれを取り入れて。いろんな文化圏と時代を経て、20世紀のはじめに全世界共通の星座が決められたそうです。え、アンドロメダってエチオピアの王女というけど黒人じゃないの?深すぎてわからん・・・。おバカをひけらかす前にもうちょっと勉強しよう。

唯一、北極星を見て北の方角を知るというのは学んで役に立っていることかなあ。たまには夜空の星を眺めてみませんか。