世の中のデジタル化

世の中のデジタル化

デジタル化は、規制改革と同時なんですね。

日本の小中学校の教育がインターネットで行えないのは、テクノロジーが追い付いていないというわけではなく、モバイルの授業では単位が認められないからで、現行の規制がネックとか。

企業のモバイルワークも、拘束する時間に対して賃金を払っている制度をまるっと変えない限り、次へ進めないのです。通信回線やツール、セキュリティの問題だけじゃない。しくみの変革は中小企業よりむしろ大企業の方がたいへんそう。

制度を変えることは、それで得をする、便利になる、特に何もかわらない、という人は受容れ易いですが、損をする、不便になる、という人(と信じている人、とりあえずなんでも抵抗する人も含む)は簡単には受容れられないですね。人権、人の健康や環境問題に絡めて抵抗するんだろうな。よく検討してから導入すべきだ、不具合があってはならない、という方もいらっしゃるのですが、その方が関心なかっただけなんですよ、検討はずいぶんと前からされていますし、導入前からどこにも不具合のない完璧なものは世の中にないのです。実行してみて修正していくのが常。・・規制改革は、こんな風になかなか険しい道だと思いますが、国を支える労働力が減っていく中では避けて通れないことです。

さてデジタル、で時計の話なんですけどね。

こどもの頃アナログ時計をパッと読むことができませんでした、私。中学卒業くらいには結構読めるようになりましたよ(得意気)。「針が5と6の間だから5時でしょ(えっへん、これはすぐわかる)、えーっと長い方が9のところで、えーと、60、55、50、45(←12のところから5分ずつ引いて下に目盛りを数える)だから、5時45分。」って感じでした。その後祖父から高校の入学祝いにもらったアラビア数字がない腕時計(当時の私にとってローマ数字は飾り模様)を身に着けるようになって、訓練されました。

その点デジタルは、数字をまんま読み上げればよいだけですから、他者への伝達に間違いが起こるリスクが減ります。いまはスマホがありますしね。実際アナログ時計を読む必要もないかもしれません。

そいうう私は今、身に着けている腕時計、持っている2つともアナログです。あら不思議。

デジタル文字盤の数字は読めないけど、針の向きならわかるんですよ!老眼になる前にアナログ時計が読めるようになっていて本当によかったです(違うか)

お子さんで時計が読めないことで悩んでいる方がいらっしゃったら、こんな風な経過をたどる大人もいると思って参考にしていただければ幸いです。まあ生きていく上でそんなに支障はないと思ってます。

むしろ体内時計が正確な方が便利でいいと思うよ。うちの猫さんたちのご飯時間、なんと正確なことか!ちなみに前出の5時45分(朝)とは、起きろ攻撃の最終ラウンドくらいの時刻です。