目が回る。

目が回る。

先日、働きすぎでめまい(目眩)の症状が出てしまって辛いという方のお話を聞きました。「忙しくて目が回るよ」の、ホントに目が回っちゃうやつです。この方、無自覚にストレスフルな環境に身を置いていたのでしょう。身体からの警鐘と認識して、一息ついてみる絶好のタイミングだと思いますよ、とお見舞い申し上げました。

私30代のとき、同じ病気になりました。どんなめまいかというと…コーヒーカップに乗せられ、いじわるな同乗者にハンドルを乱暴に回されている感覚。全然楽しくなくて怖い。吐きそう。止めてーーー!!って叫び出したくなるようなめまいなんですよ。(コーヒーカップというアトラクションは、今も遊園地にありますか?)

初めてめまいに襲われたとき、自分に何が起こったのかわからず、激しく汗をかいて、吐いたので、これはインフルエンザの高熱に違いないと思って、近くの病院で受診しました。ところが病院では熱がないからと、様々な脳の検査を受けさせられ、どんどん不安になっていく中、太田光似の先生に頭を回され※ながらひとこと、「会社を一週間休みなさい」って言われました。(※めまいが軽減する体操があるのです)

処置室のベッドに寝かされ、点滴の効き目が表れてくるまで、目をギュッとつぶって激しい嘔吐感と戦っていたときのこと。

看護師さん「時間が経ったら、針替えてください。ご自分でできます?」

おばあちゃん「はい、できます」

という会話が耳に入ってきました。

え??ここの病院って、点滴の針、自分で交換するの??弱ったアタマがこんな風に認識。

回復してきて目が開けられるようになってわかったのですが、「針替える」は「(止血バンドから絆創膏に)貼りかえる」でした。摂津の国の病院での出来事、言葉の抑揚の所為か、なぜかそう聞こえたんですね。思い込みってすごいなあ。

おっと、脱線しましたね!このへんで、昔ばなしはやめておきます(笑)

とにもかくにも、症状があるときはとてもつらいのだけれども、良性発作性頭位めまい症の場合は、必ず良くなります!いつの間にか治ります。

 

ところで今回このブログを書くにあたって、かつて自分がめまいを発症したときより、インターネット上の情報が豊富になっていることに驚きました。病気の原因や対処法が解説されていて参考になります。このめまいは、ストレスも原因のひとつですが、同じ姿勢で頭を動かさなさ過ぎて、内耳の血流不全が起こしていることもあるようですよ。また、加齢で症状が出やすくなるらしいですね。こりゃまいった。でも、あえてめまいの起こる方向に頭を向けてやるっていうのが治すコツらしいです。

猫たちも、おもちゃを追って夢中になってぐるぐる回っていると、ときどき目を回しているみたいなんですよね。一生懸命すぎて、ちょっとカワイイです。

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