先月、covid-19から回復したVITTORIO DE SCALZIさんが、肺線維症で病院に戻った、という記事をみかけました。
現在の彼は71歳なのだけれども、相変わらずカッコいい。病院のベッドの上からギターをチューニングして笑顔をみせていた。また歌うためにリハビリをしている、と。
そんな写真をみて、本当に辛いときにこういった発信ができ、人に勇気を与えてくれることに尊敬の念を抱いた。ちょっと大げさかな。このようなメッセージに触れると、自分がネガティブなことを口にしそうになるのを踏み止ませてくれる。そして自分もこう振る舞える人になりたい、と思うのです。ぜんぜん成れないけど。
彼は2005年に娘さんを亡くしていたのですね。翌年の来日ライブ、そんなこととは私、まったく知らずにはしゃいでいました。興奮が止まない素晴らしい演奏で、会場の全員に感動を与えてくれたVittorio。
Forza、Vittorio!
先月下旬から私、ほんっっっと久しぶりに、痛みが怖くて姿勢が変えられない状態になり、一日のほとんどを横になって過ごしました。予約がなくお客様にご迷惑をおかけしなかったのがもっけの幸い。コロナ禍のこういうタイミングであってくれてよかったー。痛み止めが効いて徐々に可動域が広がってきたので、ようやく日常に戻れそう!
もうなんというか、普通に寝返りがうてて、座れて、立ち上がって歩けるってだけですごいことなんだよ、うん。元気になると忘れちゃう感覚なんですけどね。
やりたいことは、後回しにしないぞ、と改めて心に決めた2週間でした。
わたしたちが健康でいられる時間は、有限なのだということをじっくり味わう期間でした。
