先日電車の中で知らないおじいさんに怒られちゃった話。

突然怒られちゃったことの顛末
目の見えない人のお供で出かけた時のことです。
乗り物内では着席することが安全なので、まずは座ってもらおうと優先席の方に案内しました。
3人がけシートの真ん中の席が空いているので、同行の方に周りの状況を教えながら座ってもらい、
私はその前に吊り革につかまって立ちました。ひとまず、安心。
すると、見た感じ80代の男性が、私に席を譲ろうとしました。
ですが、ここは優先席ですし、私は疲れてもいないし、ただの付き添いです。
ご厚意に感謝しながら丁寧にお断りしたのです。
しばらくして逆サイドの若者が席を立っていったので、優先席を必要としている人が近くにいないことを確かめてから、空いた席に私は腰を下ろしました。
同行の方と隣同士でお話ししながら時間を過ごしていたのですが、しばらくすると先程席を譲ろうとしてくれた老人が、突然私の前に立ちはだかり、
「ヘルパーは座ってはいけないというルールがあるのかと思いきや、あなたはそうやって座っているではないか。
あなたは最初に席をすすめられた時に座るべきだった!」
と、彼が降車するタイミングで声を荒げるのであります。
え、えぇっとびっくりしてしまったけれども
「私の行動でなにか不快に思われたとしたらそれは申し訳ないことでした。
親切にしていただきありがとうございました。」
と反射的に頭を下げてお見送りしていました。
…あれ、なんか私、怒られちゃってる?
おじいさん、わかってほしいという気持ちは受け取りましたよ。
彼の満たされない気持ちは受け取りました。
厚意を無下にされたと感じたのなら、いい気分ではないでしょう。
でもね、その満たされない気持ちを降車時に相手にぶつけて立ち去るとは。
本当は親切をしようとしたはずなのに、相手に感情をぶつけてスッキリするなんてものすごい矛盾した行為にみえる。
彼にとって初動の善行と自分の考えは正義だから、相手がどう受け止めようが訴え高まった感情をぶつけるのはオッケー、なのか。
しかしね、拒否されて湧いた感情を鎮めるどころか降車駅までの時間フツフツとパワーを蓄えていたとは・・・
「ルールがあるのかと思った」とか「座るべき」とか、
おじいさんの思いが溢れ過ぎててこちらはびっくりだよ…
感情をぶつけられても困っちゃう
おじいさんのいう通りで、それに従わなかった私が悪いと思う人もいるだろう。
人の親切は黙って受け取るべきだという考えもあると思う。
捉え方は人それぞれで、どちらかが間違っている訳ではないと思うのだけれども。
感情をぶつけて良さそうな相手に声を荒げるのって、ね。
こんなことだもの、世の中から争いごとがなくなるわけないよね。
感情のコントロールとか、正義感とか、主張とか、なんか最近私がもやもやしていることを凝縮したような出来事だったので書きました。
色々投影してるみてしまうよ。
また、年取るとああなるのかな?と。気をつけたい、と思うよ。
毎日暑いですが、お身体お気をつけて
クーラーがあまり好きではない猫ちゃんもいるとは思いますが、
この暑さはさすがにきついですから、水分補給と適度な室温調整をしましょう。
お身体にお気をつけて。