酒饅頭からの・・

酒饅頭からの・・

先日酒饅頭を作らせてもらった。

しっとりした生地からほんのり香るあの感じはこどものころから大好きだ。

幼少期の幸せな記憶と紐づいているからことのほかそう思うのだろうな。

発酵の元になる酒種は、作らせてくれた方の叔母さんから受け継いだものだという。

常温自然発酵可能な夏のあいだ限定で作れるおやつなのだそう。

継代培養していくのって本当にすごいなあと感心した。

酒種との共生。

ひとびとの愛が伝わる食べ物だなと思った。

でもそれと同時に

想像してみれば

すべての食べ物がそうだよね、と改めて気付かされる。

自分が普段想像を巡らせていないだけであって、すべてがそうじゃないか、なに言ってんの、と。

お金を払ったら簡単に手に入るけれども。

今自分のまわりにあるあらゆるものがそうではないか。

自分ひとりで作り出した、獲得したものなんてなにひとつないんだよ。

なにひとつ、ない。

お店に品物が並んでいるなんて。

ポチったら品物が玄関に届くなんて。

なんてことだろう。

当たり前のようにしていて、無知ですみませんと思った。

なんか勘違いして生きてるなあと思うこと多々。

そんな近頃です。