臭豆腐には大きく分けて二種あるそうな。
ひとつは、菌を生やして塩水に漬けた塩辛のようなもの。
もうひとつは豆腐を発酵液に漬け、揚げて調理したもの。
ひとつめの塩辛のようなものは、台湾料理店でお粥のトッピングで食べて以来好きな味である。
名前に臭という字がつくが臭いという印象は残っていない。
このたび、もうひとつの方を食べる機会があったので、その記録。
「納豆のにおいが大丈夫ならイケるらしいよ」
と聞いていたものの、実際はもっと向こう側のにおいだった。
料理の皿がテーブルに置かれた時点で「動物・・(絶句)」
獣のような、
汗のような、
傷んだ、
こういう料理と知らなければ絶対に口にしないにおいなのだ。
しかしながら、口に運んで咀嚼するときは揚げた豆腐の食感で
意外と普通に食べられる。
とはいえ、臭いので箸は進まない。
かといって、放っておくといつまでもにおいが漂っているので
平らげて臭気発生源を腹に収めるしかない。
その後、しばらくは口の周りにいたけど他の料理で徐々に中和され
珍しいものを食べて楽しかったというモードに変換された。
やみつきになるらしいけど、私はもういいかな。
食事中は言えなかったけれど洗ってないおじさん・・だった。
世界は広いなあ、と思う。
