乙女の祈り

乙女の祈り

子供の頃、友達の家でバダジェフスカの「乙女の祈り」を聞き(ソノシート付き絵葉書!←知ってる?)、そのピアノに感動し、自分でも同じ美しい音を出してみたくなってピアノを習わせてもらった。でも、手が小さくてオクターブ届かない。練習曲はたくさん弾いたけれども、結局乙女の祈りは教えてもらえず、最後の発表会に弾かせてほしいとお願いしたけれど、他の子の選曲だったという残念な思い出。

その後私は、手が小さいってハンデなんだ、と勝手に決めつけていた。

それから何十年後のいま現在。

引きこもり生活の中、別の楽器を弾くことに挑戦しています。「弾けない理由を手が小さいせいにしていませんか」という言葉に、自分のやる気スイッチが入ったの。そう問いかけてくれたミュージシャンは、私の手のサイズと全く同じ大きさの手で、プロフェッショナル。ウェブサイト上で、丁寧に指の可動範囲が広がるためのストレッチや、”弾くため”の指の練習方法を解説してくれました。

本当に良い時代ですよね。

自分から探しに行けば、家に居ながらにして色々調べることができる、かなり深いことまで無料で教えてもらえる(広告見せられるけど)、なんとありがたいことだろうか。2か月で指が広がるのを実感。ホントすごい。嬉しい。

もしかしたら鍵盤で乙女の祈りにチャレンジする日があるかも、なんて気にもなってくる。(楽譜読むのが苦手なのはまた別途克服しなければならないのだが。)

さて、今日のブログは、乙女の祈り。ただし・・・乙女も長生きすると禿げるので、禿げてもカッコイイって思う世の中になりますように、という祈りです。

乙女も長生きすると禿げます。
ポピュラーな髪型としてスキンヘッドこないかなあ。

失ったものを追い求めるのは疲れてしまうので、ないものねだりではなく別のフェーズの価値感を持つことが大事なのかな…。健康ではいたいけど、若見えを目指して皺伸ばしたりシミ消したり、それらを思い煩ってエネルギー使いたくないなぁと思ってしまう。それより自分の好きなことに費やす時間が今は大事だな、と思う昨今。